花と映画と音楽を愛するヘアーサロン HAIR＆RELAX　BLUEM ブルーム のブログ

繁華街の片隅で、夜１２時から朝７時まで営業する通称『深夜食堂』.............

メニューは豚汁定食にビール、酒、焼酎。それだけ。後は、客の勝手な注文に応じ、
「できるものならなんでも作る」が、訳あり風のマスターの営業方針。

タコ形に切ったウインナにほおをゆるめるヤクザ、一晩置いたカレーが取り持つ恋愛、
売れない演歌歌手と猫まんまの悲しい思いで、、、庶民的な食べ物を介して浮かび上
がる人生の哀歓が心にしみる。

　　　　本当においしいものは何かと問いかける、究極のグルメマンガ。



おでんを食べて焼酎お湯割りを手にした夜、小さな飯屋漫画『深夜食堂』を読み、忘れら
れないあの店を思い出した。

JR総武線、平井駅前にあった『天下泰平』。目印の赤提灯にBGMはNHKラジオ。貧乏
な後輩たちとよく通った。とにかく安く、レバニラ炒めはいつも１５０円。いくら高くても５００
円のメニューだったし、氷なしのでっかいグラスに酎ハイはなみなみと注がれ・・・・・・・

もちろん帰りは終電。

今思えば、手の込んだ料理なんてほとんどなかったんだけど、とにかく美味しかった。
俺にとって抜群に居心地よかったあの店、なに食べても美味しく感じたんだろうなぁ。