2018年11月22日
読み応えありありの一冊でした! HAIR&RELAX BLUEM ブルームです。。
作家の五木寛之は、藤圭子の演歌を「<艶歌>でも、<援歌>でもなく、正真正銘の<怨歌>である」と評した。藤圭子は、人生の辛酸を嘗めた作詞家・石坂まさをが書いた「圭子の夢は夜ひらく」にあるように、「十五、十六、十七と 私の人生暗かった」と歌い上げた。
1970年代、若者たちは失意に満ちていた。学園紛争から安保闘争へ連なる革命に敗北していた。外に向けられたエネルギーは萎み、あてどない気分に揺れていた。
戦後日本の高度成長の陰で、人々は急激な明るい変貌ぶりに不安と迷いを覚えた。
藤圭子もまた、デビュー前に、人知れぬ苦労を宿命的に背負っていた。藤圭子の抱える「負」と時代に広がる「負」が溶け合い、当時の若者たちの心を打ち、地鳴りのように響き渡ったのである。
七〇年代と添い寝した昭和の歌姫・藤圭子はなぜ、孤独な最期をとげたのか。平成の歌姫・宇多田ヒカルとの親子二代にわたる壮絶な宿命を、哀悼を込めて描く巨艦ノンフィクション!
読み応えありありの一冊でした!
そしてレコード鑑賞、、正真正銘の<怨歌>
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